A-2フライトジャケット

全てのフライトジャケットの中で最も有名なA-2ジャケット。1931年に採用されてから第二次世界大戦を通じて支給されたが、1943年には標準支給ではなく、別途注文での支給に代わり数そのものが限定された。第二次大戦中のものはほとんどがホースハイドであった。初期の少数はゴートスキンとカウハイドも確認されている。ライナーは初期がシルク、その後製造数が増えるとコットンになった。製造元によるデザイン細部の違いや色合いの違いは多く見られる。A2はジッパーが使用された最初期の軍用衣料でもあり、タロン、コンマー、クラウン、KWIK等が使用されている。
1988年に再度現用のゴートスキンA2フライトジャケットが採用され、現在も支給されている。
現在もその人気は高く、レプリカや納品メーカーによる民生タイプなど数多く出回っている。

A-2フライトジャケットCOOPER/SADDLERY / DLA 100 88 C0420 / ゴートスキン 40R
着丈x67cm(ニット裾含む)、 肩幅x49cm、 袖丈x62cm(ニット袖含む)、身幅x51cm


再支給が開始された1988年度予算。2000年代のコックピット製に見られるような内ポケットは付いていない。


襟首に左右を固定するフックがある。


同年代のクーパー民生品との比較(クリックで拡大)。ラベルとベルクロパッチベース以外に違いは見当たらない。
UA2JAC8-15

空軍現用COCKPIT製A-2フライトジャケット/ SPM1C1-07-D-1540 / ゴートスキン40L
着丈x73(下部ニット裾8.5cm含む)cm 肩幅x48cm 袖丈x65cm(ニット袖口9cm含む)





ベルクロパッチベース


コックピットの巨大なラベルも付いている


ライナーはコットンとポリエステルの50%混合。


内側にはペン挿し1箇所とポケット2個がある。





YKKのブラスジッパー





空軍現用アビレックス製A-2フライトジャケット / SPO100-99-D-4009-0194 / ゴートスキン 32XS
着丈x56cm (下部ニット裾8cm含む)、肩幅x47cm、 袖丈x56cm(下部ニット裾8cm含む)、胴回り98cm(脇の下付近)



表のポケット側面には隠しポケットが付いている。コックピット製には無い。



空軍現用A-2フライトジャケット / PX品?? / 輸入革(ゴートスキン) 34S
着丈x62cm(ニット裾含む)、 肩幅x46cm、 袖丈x56cm(ニット袖含む)




以下は米国マーチエアフィールドミュージアムの展示品
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A2フライトジャケット:330th Sq, 93rd Grp, 8th Air Force. Word War 2, 1941-1945
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A2フライトジャケット: B17ボールターレットガンナー, 615th Bomb Sq, 401st Bomb Group, 1st Bomb Division. Word War 2, 1941-1945
mii10ca

フライトスーツタイプA-4、シルクスカーフ、A2フライトジャケット、第二次世界大戦, 1941-1945
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mii10da

WW2スコードロンパッチ
mii10e

ロッキードP-38ライトニングパイロットのA2
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428th Fighter Squadron
mio11e

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